ども、たなべです.
今回は魔笛の歌モノを3曲演奏しますが、これらの曲の内容を理解しておいたほうがいいと思うので、歌詞の訳をupします。
参考文献は音楽の友社のオペラ対訳ライブラリです。
あと、オペラのストーリーについては面白いページがありました。
紙芝居風で面白くわかりやすいサイトです。
(すっげー大雑把だけど。)
http://members-ftp.jcom.home.ne.jp/comicopera/mateki1.html■以下訳詩
Nr.2 パパゲーノのアリア
「私は鳥刺し」
1)鳥をとるのがオレの商売、いつも陽気な元気者、ホイ!
お年寄りから子供まで、オレを知らないものはいない。
ひとたび笛をピリリと吹けば、鳥たちゃみんなオレのモノ。
だから楽しく愉快に暮らす、それもみんな鳥のおかげさ。
(ピロリロリ!ピロリロリ!)
2)鳥をとるのがオレの商売、いつも陽気な元気者、ホイ!
お年寄りから子供まで、オレを知らないものはいない。
娘を捕らえる網でもあれば、どっさりとらえてみせるのだが。
とらえた娘は離しはしない。娘はみんなオレのモノ。
(ピロリロリ!ピロリロリ!)
3)娘がみんなオレのモノなら、どっさり砂糖とかえちゃおうか。
1番かわいい女の子には、かえた砂糖をどっさりやろう。
その娘がチュッとキスしてくれりゃぁ、オレたちゃたちまち夫婦ってわけか。
オレのとなりで寝る女房に、子守唄でも歌ってやろう。
(ピロリロリ!ピロリロリ!)
Nr.4 夜の女王のレチタティーボとアリア
「あぁ、怖れおののかなくてもよいのです、わが子よ!」
【レチタティーボ】
<我が子よ、こわがることはありません。
あなたは清く賢く、やさしい心をお持ちです。
あなたのような若者こそ、
この深く悲しむ母親の心を慰めることができるのです。>
【アリア】
私は悲しい運命に見舞われています。娘がさらわれたのです。
娘がいなくなってから、幸せは消えました。
悪者が娘をつれていったしまったのです。
あの子がおびえおののく様を、いまでもはっきり覚えています。
あの子は恐ろしさに震えながら、及ばぬ努力を精一杯していました。
私はあの子がさらわれるのを、ただ見守るだけ、
「お母様、助けて」のひと言が耳に残っています。
あの子の願いもむなしく、あの子は無力な私の前から姿を消しました。
(Allegro Moderato)
あなたこそあの子を救いにいけるお方です。
あなたこそあの子を助けられるお方です。
悪者に打ち勝って娘を連れ戻してこられれば、
あの子は永遠にあなたのものです。
Nr.14 夜の女王のアリア
「復讐の炎は地獄のように我が心に燃え」
地獄の復習にこの胸は燃える、
死と絶望の炎がわが身を焼き尽くす。
おまえがザラストロに死の苦しみを与えないならば、
もう親でもなければ子でもない。
おまえとの縁は永遠に切れ、おまえは見捨てられるのだ。
おまえがザラアストロの息の根を止めなければ、
親子の自然の絆はことごとく砕かれるのだ。
お聞きください、復讐の神々よ!この母の誓いを!